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ストーンズとコート・ダジュールの深〜い関係/映画『ストーンズ・イン・エグザイル〜「メイン・ストリートのならず者」の真実』〈旅の誘い度★★

「地球の歩き方」プロデューサー:大吉
2010年のカンヌ映画祭といえば、ほとんどの日本人は北野武監督の『アウトレイジ』の評価の行方に注目していたはず。しか〜し、筆者は「カンヌにミック・ジャガー登場」の報に興奮していたのであった(って非国民か、オレは)。 ミックの登場は5月19日。映画祭の監督週間の特別作品として『ストーンズ・イン・エグザイル』が上映された際に、舞台挨拶に現れた。ちなみにこの日、日本ではこの映画の緊急公開決定のリリースが行われたのだが、間の悪い筆者はそんなことは露知らず、ミックのフランス語での挨拶に鼻息を荒くしていた(何やってんだか)。 『ストーンズ・イン・エグザイル』の日本での公開を知ったのは6月の初めだったろうか。入手したばかりのリマスター版CD『メイン・ストリートのならず者(Exile on Main Street)』のスペシャル・エディションを連日聞きまくっていた筆者が、すっかり有頂天になったことは言うまでもない。ちなみにこのリマスター版CD、イギリスでアルバムチャートの1位、アメリカでは2位を獲得したという(これには、ホントおったまげた)。 駄文垂れ流しでゴメン。これから何が言いたいのかというと、CDの発売や映画の公開で、ストーンズの1971年の春以降の行動に関する情報が堰を切ったように流れ出したということ。古〜いストーンズ・ファンも初耳の「あんなこと、こんなこと」。いや〜、もう〜毎日がパラダイスだったね。本稿では、そんな情報の中から、地球の歩き方らしいものを紹介しよう。南仏がらみのストーンズ情報だぜ(イエ〜イ)。 まず、この映画の主要な舞台となっているキース・リチャーズの自宅ネルコート(Villa Nellcote)。いまや高級リゾートとして知られるヴィルフランシュ・シュル・メール(Villefranche-sur-Mer=「地球の歩き方ガイドブックA08 南仏プロヴァンス(以下「南仏」)」掲載)の海岸沿いの高台にある。ついでにGoogleマップの俯瞰画像(by Google Map)も見せちゃおう(便利な時代になったもんだ)。 他のメンバーが住んだ場所についてもふれておこう。これには諸説あるようだが、ここでは1991年までベーシストとして活躍したビル・ワイマンが海外のメディアに語ったものを紹介する。 まずはミック・ジャガー。彼が居を構えたのは、ガラス工芸で有名な“鷲の巣村”のビオット(Biot=「地球の歩き方ガイドブックA06 フランス(以下「フランス」)」「南仏」掲載)。そういえばニカラグア人のビアンカとの結婚式は1971年5月、サン・トロペ(St-Tropez=「フランス」「南仏」掲載)で行われた。スノビッシュなミックらしい選択だ。 ドラムス担当のチャーリー・ワッツはといえば、ゴッホが跳ね橋を描いたプロヴァンスのアルル(Arles=「フランス」「南仏」掲載)。当のビルは、中世のたたずまいが美しい村サン・ポール・ド・ヴァンス(St-Paul de Vence=「フランス」「 南仏」掲載)。彼は、今もここに住んでいる。若きイケメン・ギタリストだった(!)ミック・テイラーは、香水の町グラース(Grasse=「フランス」「南仏」掲載)だ。 というわけで、ストーンズと南仏、特にコート・ダジュールには深〜い関わりがあったのだ。この映画は、1971年の南仏でのストーンズを、それも未公開シーン満載で、赤裸々(ミック・ジャガーの“検閲”の範囲でネ)に見せてくれる。ストーンズ・ファンやロック・ファンなら、この映画を観て南仏に行きた〜いと、きっと思うんじゃないかな。だから、ロック・ファンには〈旅の誘い度〉は満点の★★★★、でも一般ぴーぷるには、〈旅の誘い度〉は★★という感じかなぁ。だって、風光明媚とはいっても39年前のホームムービーで撮影されたヴィルフランシュ・シュル・メールを観ても、誘われないよね。 ◆旅の誘い度★★ 『ストーンズ・イン・エグザイル〜「メイン・ストリートのならず者」の真実』作品データ 原題:STONES IN EXILE(アメリカ・イギリス/2010年/61分) 監督:スティーヴン・キジャック 出演:ミック・ジャガー(vo)、キース・リチャーズ(g)、チャーリー・ワッツ(ds)、ビル・ワイマン(b)、ミック・テイラー(g)、ボビー・キーズ、アニタ・パレンバーグ、マーティン・スコセッシ、ジャック・ホワイト、ドン・ウォズ、シェリル・クロウほか 提供:ヤマハミュージックアンドビジュアルズ 配給宣伝:アップリンク 『ストーンズ・イン・エグザイル〜「メイン・ストリートのならず者」の真実』公式ホームページ http://www.webdice.jp/stonesinexile/ 2010年7月12日(月)よりアップリンク・ファクトリー、吉祥寺バウスシアター、新宿K'S シネマほか、全国順次公開予定!
39年前のミック・ジャガー(左)とキース・リチャーズ■(C)Dominique Tarlé
39年前のミック・ジャガー(左)とキース・リチャーズ。若いぞ。退廃的な香りもプンプンする。英国の重税を逃れ「タックス・エグザイル」として南仏へ。そこで傑作をものにした。実は、ストーンズというのは、危機的状況に立ち向かうときに大きな力を発揮するバンド。彼らの長いキャリアの節目節目にはピンチが隣り合わせに存在しているネルコート■(C)Dominique Tarlé
ネルコートの暑苦しい地下室の中では、歴史的な創造が行われようとしていた。階上では連日のパーティ。キースの当時の妻であったアニタ・パレンバーグによれば「セックス、ドラッグ&ロックンロール。正しくはロックンロール、ドラッグ&セックスだったわ」。やっぱり真面目だったんだね、ストーンズは(どこが?)ネルコート■Googleマップの画像。これがネルコートだ。19世に建てられた、16部屋あるという大邸宅だ。プールも健在。Googleは地図もあわせて確認できるから非常に便利。今は誰が住んでいるのだろうか。私有地なので間違っても入り込まないように。高級リゾート地として有名なこの付近には、多くのセレブたちが住んでいる(画像引用:Google Map)ムージャン■カンヌから内陸に10kmほど、丘の上にある村ムージャン(Mougins)には伝説のレストラン「ル・ムーラン・ド・ムージャン」が1969年から店を構えている。世界中のグルメやセレブが訪れることでも有名。ミック・ジャガーのサインも飾られている。実は、「メイン・ストリートのならず者」の制作時に、ミックがこの村に住んでいたという説もあるのだ

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