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一般の観光客もより楽しめる博物館に生まれ変わりました!
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デルタ航空博物館がリニューアルオープン!
一般の観光客もより楽しめる博物館に生まれ変わりました!

地球の歩き方 プロデューサー 鈴木達也
アメリカ南部の中心都市アトランタの玄関口、ハーツ・フィールド・ジャクソン・アトランタ空港。デルタ航空が旅客便運行85周年を記念して「デルタ航空博物館」をリニューアルオープンした。航空ファンは当然のことながら一般の観光客もより楽しめるその博物館とは・・・

「地球の歩き方」編集部プロデューサー 鈴木達也

日本発着路線も多く、約60の国、320以上の都市へ就航しているデルタ航空。その本社がおかれているのがアメリカ南部の中心都市、アトランタです。アトランタの玄関口、ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ空港は、1日の平均利用者数が約25万人、平均離発着も2,600便という世界最大級の空港で、デルタ航空のハブ空港のひとつでです。

そのアトランタ空港に隣接したデルタ航空本社近くに、旅客便運航85周年の今年6月にリニューアルオープンしたのが「デルタ航空博物館 Delta Flight Museum」。この博物館は1995年にオープンし、おもに航空業界の歴史やデルタ航空の歩みなどを紹介して、2011年にはアメリカの「航空史跡」にも指定されています。この博物館が今回のリニューアルにより、航空ファンのみならず一般の見学者にも魅力的な内容と構成に変更され、より身近なアトラクションに生まれ変わりました。

出迎えてくれるボーイング757-200
デルタ航空博物館では、まずボーイング757-200が出迎えてくれる。ナロー&ロングボディが特徴で、いまでも人気のある1980年代の塗装が施されている

広い博物館内部はデルタ航空が使用していた整備用ハンガー(格納庫)を利用していて、博物館職員の解説付きツアー(英語)に参加するか、個人で回る場合でも展示物前に設置してあるタッチパネルを用いた音声ガイドの説明を聞くことが可能です。展示の構成はプロペラ機時代の「ハンガー1」とジェット機が主流になった「ハンガー2」に分かれており、デルタ航空とアメリカ民間航空産業の変遷をうかがい知ることができます。
トラベルエアー 6B セダン機
1929年、デルタ航空の前身「デルタ・エア・サービス」が初めて旅客運用したものの同型機トラベルエアー 6B セダン機。旅客運用を始める前は、農薬散布会社だった

DC-3
現存する DC-3で、まだ飛べるものはこの1機だけ! ペイントされていない機体は銀色に輝き、今にも飛び立ちそう

常設の展示では、1929年のデルタ航空初の旅客便に使用された航空機と同じ型のトラベルエアー 6Bセダン機、塗装がされてなく双発の機体が銀色に輝くダグラス DC-3、不景気で新機材を導入できなかった1982年に従業員が資金を出し合って会社のために購入したボーイング767型機の、その名も「スピリット・オブ・デルタ The Spirit of DELTA」が印象的です。その内部はミニ博物館になっており、過去のキャビンアテンダントのユニフォームやグッズなどが展示され、まさに“デルタの魂”を感じ取ることができます。


The Spirit of DELTA
「The Spirit of DELTA」。その堂々たる機体の威厳からは、不景気のさなか会社を守った社員たちの熱意が感じられる

The Spirit of DELTA
「The Spirit of DELTA」の内部。左はコックピット。右は路線別キャンペーンでキャビンアテンダントが着用したユニフォームなどが展示されているミニ博物館

そして何といってもこの博物館の特徴は、ボーイング737-200型機のフルモーション・シミュレーターを体験できること。実際にデルタ航空のパイロットが訓練で使用していたもので、アメリカでは唯一一般公開されているものです。約60分の体験では、トレーナーのブリーフィング(英語)のあと45分間ほど操縦桿を握ります(ふたり以上の場合は交代で)。操縦席に座ると目の前の膨大な計器に圧倒され、また微妙な操縦桿の操作の難しさに困惑します。その後はフライト軌跡などの結果説明があり終了です。このシミュレーションを体験すれば、パイロットの大変さが理解できます。それと同時に、安全を第一に考えて運航する航空会社のすべてのスタッフの責任感の強さを実感することでしょう。

フルモーション・シミュレーター
左はボーイング737-200のフルモーション・シミュレーター。このシミュレーターを体験すれば、機長と副機長の大変さがよく分かる
右はその内部。計器の数に圧倒される。繊細な操縦桿さばきと冷静な判断が求められる

ギフトショップ
左:ギフトショップには、航空関連アイテムやTシャツ、雑貨などおみやげに喜ばれそうなグッズが揃う
右:デルタ航空のロゴ入りTシャツとキャップのセット(23.95ドル)

博物館にはギフトショップも併設されており、モデルプレーンやデルタ航空のロゴ入りグッズ、航空関連アイテム、Tシャツやアクセサリーなどが販売されています。また、航空ファンにはたまらないビンテージもののレアグッズが販売されることもあり、人気のショップとなっています。

映画『風と共に去りぬ』の舞台になったアトランタには、ほかにもスポーツ観戦、コカ・コーラ、CNNなどの本社見学、南北戦争をはじめこの周辺の歴史や文化を紹介している施設など、多くの見どころがあります。デルタ航空博物館とあわせて見学することをオススメします。


アトランタの観光
左はコカ・コーラの本社。右は豪商の邸宅がそのまま文化施設になったアトランタ歴史センター・スワンハウス

■DATA

デルタ航空博物館 Delta Flight Museum
住所:
 1060 Delta Blvd.Bldg. B, Dept. 914
 Atlanta, GA 30354-1989
Phone:404-714-2371
Fax:404-715-2037
URL: Delta Flight Museum

開館時間:
 月、火、木、金、土曜日は10:00〜16:30
 日曜日は12:00〜16:30
休館日:
 水曜日
入場料:
 18〜64歳は12ドル
 65歳以上は9ドル、5〜17歳は6ドル、0〜4歳は不要
※税金は含まれておりません。

■フライトシミュレーター(B737-200)
人数:
 1台1人から4人まで
料金:
 1台あたり395ドル。税金は含まれておりません。
注意事項:
 予約が必要です。
 トレーナーの説明などはすべて英語。
 妊娠中の方、乗り物酔いをする方、15歳以下の方はおすすめできません。

■ギフトショップ
営業時間:
 月〜土曜日は 8:00〜18:00
 日曜日は12:00〜18:00

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