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「ボルドー展 ―美と陶酔の都へ―」
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【読プレ】ドラクロワ奇跡の大作にも会える
「ボルドー展 ―美と陶酔の都へ―」

『地球の歩き方 A06 フランス』編集担当 坂井彰代
「町を通して美術を観る」。そんなユニークな視点で企画された「ボルドー展」が、東京上野の国立西洋美術館で開催中です。世界遺産でもあるボルドーの町がたっぷり紹介されているこの展覧会のチケットを抽選でペア5組のみなさまにプレゼントいたします・・・

『地球の歩き方 A06 フランス』編集担当 坂井彰代


「町を通して美術を観る」。そんなユニークな視点で企画された「ボルドー展」が、東京上野の国立西洋美術館で開催中です。ボルドーといえば、誰もが思い浮かべるのはワイン。といっても、ボルドーワインの展示会ではありません。ワイン産業によって栄えたボルドーという町を、先史時代から現在にいたる歴史をたどりつつ、ゆかりの画家たちが残した作品や、数々の美術品を鑑賞する構成になっています。

美術と「町」の関係は、ワインと「テロワール(ブドウを育む土壌や気候)」の関係に近いかもしれませんね。熟成したボルドーワインを味わうように、展覧会を楽しんではみてはいかがでしょう。世界遺産でもあるボルドーの町がたっぷり紹介されているので、旅の予習もできちゃいますよ。

展覧会のハイライトとなっている作品をいくつかご紹介しましょう。


《角を持つヴィーナス(ローセルのヴィーナス)》
25,000年前頃 アキテーヌ博物館
© Musée d'Aquitaine-Mairie de Bordeaux. Cliché L.Gauthier

ボルドーのあるアキテーヌ地方は、あの「ラスコーの洞窟」をはじめ、先史時代の遺物が多数発掘されている土地。そんな太古の記憶が宿る展示室は、階段を下りたところにあります。洞窟を探検する気分でまわってみましょう。なかでも初来日の『角を持つヴィーナス』はお見逃しなく。豊満な体つきと角は、豊穣や多産を意味するとも考えられています。「大いなる母」のイメージでしょうか。


ピエール・ラクール(父)《ボルドーの港と河岸の眺め(シャルトロン河岸とバカラン河岸)》
1804-06年 ボルドー美術館
© Musée des Beaux-Arts - Mairie de Bordeaux. Cliché F. Deval

ボルドーは2007年、「月の港ボルドー」として世界遺産に登録されました。対象となったのは、ガロンヌ河岸の歴史地区を中心とする一帯。交易とワイン産業で繁栄を極めた時代の壮麗な建築物が立ち並ぶ場所です。当時の様子を知ることができるのがこの絵。ワイン商の館や酒倉が並び、活気ある様子が伝わってきますね。


現在のボルドー、ガロンヌ河岸の風景

現在のガロンヌ河岸はこんな感じです。絵と同じような建物が並んでいるのがわかります。実はこの町並み、市をあげて取り組んだ再生計画によって改修され、蘇ったものなのです。ちなみに「月の港」とは、ガロンヌ川にそって三日月の形に町が発展したことから付けられた名前。この詩的な名称がぴったりくるガロンヌ河岸の夜景は特に見逃せません。


ウジェーヌ・ドラクロワ《ライオン狩り》
1854-55年 175x360cm ボルドー美術館
© Musée des Beaux -Arts - Mairie de Bordeaux. Cliché L. Gauthier

本展で最も注目したい作品のひとつがこちら。175x360cm の大作ですが、実はオリジナルはさらに大きなものでした。美術館の火災で一部を焼失してしまったのです。それでも作品の躍動感は失われることなく、ドラクロワらしい生命力があふれています。観るだけでたくさんのエネルギーをもらえますよ。

このほかワインに関する展示も豊富です。ほしくなってしまいそうな陶製のワイングラス・クーラー(下写真)や、絵柄の美しいエチケット(ワインのラベル)などなど。ワイン好きの方なら、最後にミュージアムショップに寄るのもお忘れなく。グッズや書籍のほかに、ソムリエ厳選のワインも販売しています。


ジャック・ユスタン陶器製作所《銘々用のワイングラス・クーラー(「カルトジオ会修道院」セット) 
1745-50年頃 ボルドー装飾芸術・デザイン美術館
Collection du musée des Arts décoratifs et du Design
© Mairie de Bordeaux. Photo Lysiane Gauthier

■ボルドー展 ―美と陶酔の都へ―

会期:2015年6月23日(火曜日)〜9月23日(水曜日・祝)
開館:9:30〜17:30(金曜日は20:00まで) *入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし7月20日、8月10日、9月21日は開館)、7月21日
料金:一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円
会場:国立西洋美術館
住所:東京都台東区上野公園7-7
交通:JR上野駅下車「公園口」より徒歩約1分、京成電鉄京成上野駅より徒歩約7分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅より徒歩約8分
お問い合わせ先:ハローダイヤル(03)5777-8600
URL:展覧会公式サイト国立西洋美術館



■プレゼント

国立西洋美術館で開催中の「ボルドー展 ―美と陶酔の都へ―」のチケットを、抽選でペア5組のみなさまにプレゼントいたします。ふるってご応募ください。
応募はこちらから
応募締切:7月24日(金曜日)

※お届け先は日本国内に限らせていただきます。
※ご当選者には、ご記入いただいたメールアドレス宛てご連絡いたします(その際にお届け先ご住所をお知らせください)


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