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【コリントス運河】アテネからペロポネソス半島へ
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ギリシア・ペロポネソス半島の旅 vol.1
【コリントス運河】アテネからペロポネソス半島へ

「地球の歩き方」編集部プロデューサー 三戸良彦
ギリシア・ペロポネソス半島の旅。第1回は「コリントス運河」。ギリシア本土からペロポネソス半島に入る入口にあたり、現在もギリシアとイタリア方面を結ぶ大切な海のルートである・・・

「地球の歩き方」編集部プロデューサー 三戸良彦


ギリシア本土からペロポネソス半島に入る入口にあたるのが、コリントス運河だ。入口と言ってもこの運河が本土からペロポネソス半島を切り離しサロニコス湾(エーゲ海)とコリントス湾(イオニア海)を結んでいる。この運河の開通で、従来のペロポネソス半島を大きく迂回するルートに比べて航路が400kmあまり短縮されたそうだ。現在もギリシアとイタリア方面を結ぶ大切な海のルートである。


■鉄道橋の向こう側は、イオニア海につながっている

運河の全長は、6343m、幅は最大24.6m、運河の水深は8mだ。建設は、1881年に始まり、1893年、12年の歳月をかけて完成した。
コリントス運河は閘門がない。ギリシア本土とペロポネソス半島をつなぐ狭い陸地をまっすぐに掘り進みふたつの海をつないでいる。この絶壁の一番高いところは海抜約79mほどもある。橋から見る両岸に切り立った高いがけはまさに絶景だ。運がよければ、観光船が運河を通行する風景を見ることができる。運河に架かる道路の橋には、バンジージャンプのプラットホームがあった。夏にはまっすぐに切り込まれた崖に挟まれてバンジージャンプが体験できるようだ。

■運河のギリシア本土側には、運河の基本データと開通式の記録を3ヶ国語で刻んだ碑がある

ここからはウンチク。
すでに古代ギリシアの時代、紀元前7世紀ごろからこの地峡を掘削し運河を建設する構想があったという。最初に実際の工事を企てたのは、あのローマ皇帝ネロだと言われている。結局彼の死によって工事は中断されたが、それでもその時代に計画された運河のルートは、まさに今コリントス運河があるルートとほぼ同じものだったそうだ。
現代の土木建築技術の粋を集めて作られた運河にも、2500年以上前の歴史の足跡が刻まれている。こんな話を聞くと感動がより深くなる。まさにこれがギリシアの旅の醍醐味なのだ。

■バンジージャンプのプラットホームへの入口。本土側にある

■DATA
コリントス運河:アテネから高速道路で1時間〜1時間30分。運河に架かる橋の手前に駐車場があり、そこで車を降りて運河を眺め橋を渡ることができる。駐車場の周辺にはカフェや土産物屋もありちょっとした休憩場所になっている。

参考サイト:コリントス運河のバンジージャンプ


■画像をクリックして移動や拡大が自在なGoogleマップを開き、コリントス運河を確かめよう

>>次回予告:ギリシア・ペロポネソス半島の旅vol.2
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