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英国ウェールズのビールとチーズに注目! クラフトビールと伝統料理ウェルシュレアビット

ライター 平山喜代江
今、話題の英国 グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国 を形成する国 ウェールズが都内でビールと伝統料理を紹介するイベントを開催しました・・・

ライター 平山喜代江


今なにかと話題の英国ですが、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国を形成する国のひとつ、ウェールズが都内でビールと伝統料理を紹介するイベント「不思議の国ウェールズ」を開催、ブルワリー自慢のブランドとチーズ料理を紹介しました。


メディアなど80人が集まり、ビールをテイスティング


ウェールズはイングランドの西に位置し、首都のカーディフまではロンドンから電車で2時間半ほど。イングランドに併合されたのが16世紀で、英語のほかにケルト系のウェールズ語も公用語となっていて、道路標識などに2つの言葉が併記されています。盛んだった石炭関連産業からの転換後は企業誘致に力を入れるようになり、日本の企業もウェールズに進出、日本との関係も深いところでもあります。


自然豊かなウェールズ(スノードニア国立公園) © VisitBritain/ Lee Beel

今回来日した英国ウェールズ政府投資担当のトニー・ゴドフリー氏によれば、「ウェールズは天候がよく、多様な地形に恵まれていることから、高品質の食材を生産しています。英国で生産される16%の乳製品はウェールズ産です」。近年は、ビールの醸造所が増えているそうですが、その数は「2000年には12カ所だった醸造所が今は80カ所以上に増えている」(ゴドフリー氏)そうで、ウェールズのビールが国内外で注目されているのです。


左3本はタイニーレベルのビール、右端が日本初登場のレクサムラガー

ポップなイラストのタイニーレベル Tiny Rebel など、すでに日本で飲めるウェールズのビールもありますが、今回あらたにレクサムラガー Wrexham Lager が紹介されました。レクサムラガーは1882年にドイツ移民が始めた英国でも古いブルワリーのひとつで、豪華客船タイタニック号の船内でも飲まれていたといいます。外資大手の吸収合併により地元レクサムでの生産が中止に陥っていたところ、元従業員の議員や元工場長、事業家のマーク・ロバーツ氏らの努力によって、2011年にレクサムの名前で地元での醸造を復活させました。モラキュラー料理で知られる英国のセレブシェフ、ヘストン・ブルメンタールもこのビールがお気に入りだそうです。ロゴには、ウェールズの国旗の色とドラゴンをあしらい、アイデンティティを主張しています。


(左)英国ウェールズ政府トニー・ゴドフリー氏、(右)レクサムラガーのマーク・ロバーツ氏

ビアジャーナリストの藤原ヒロユキ氏によると、レクサムラガーは「上品なホップの香り、味わいがある。ドイツ移民が作ったということからソーセージを合わせるのがいい」とのこと。日本での輸入代理店が決まり、これから日本でも販売されるそうです。


「泡の見た目、炭酸の音、モルトやホップと酵母の香り、味、飲み込んだときの感じやノドへ刺激などビールは五感で楽しめる」とビアジャーナリストの藤原氏


タイニーレベルは、2012年に本格始動した新進気鋭のブルワリー。ポップなラベルとコピーライトで人気ですが、2013年にはリアルエールの復興・保護団体である CAMRA(Campaign for Real Ale)によるウェールズ大会で1~3位を獲得するなど実力派でもあります。タイニーレベルは首都カーディフにクラフトビールとサイダーの専門バー、アーバンタップハウスも運営し、地元でも評判の店となっています。


ブレインズのビール。左の3本がクラフトビールシリーズ、右の SA はブレインズのクラシック

1882年創業のウェールズを代表する老舗ブリュワリーがブレインズ BRAINS。首都カーディフを中心に多くのパブを運営し、ウェールズのラグビーユニオンとフットボール協会のスポンサーでもあるため、ウェールズではあちこちで BRAINS のロゴを見かけます。伝統的なカスクを使ったリアルエールの SA から、プレミアムエールの Rev.James、フレーバーを加えた新しいクラフトビールのシリーズまでラインアップも豊富。なかでも、藤原氏は「ブラッジングライツ(上の写真の左端)は典型的なウェリッシュスタイルのエールなので、ウェールズの伝統料理にぴったり」といいます。


英国菓子研究家の砂古玉緒さんがウェルシュレアビットを実演


そして、ビールに合わせて、英国菓子研究家の砂古玉緒さんがウェールズの伝統的な料理ウェルシュレアビットをその由来とともに紹介してくれました。ウェルシュレアビットとは、パンの上にウースターソースとビールを加えたチェダーチーズを乗せたチーズトーストのこと。「レアビット Rarebit という言葉はうさぎ Rabbit から来たもので、労働者階級の食べ物だったウサギ肉にかけていたチーズのソースが由来といわれています」(佐古さん)。もともとウェールズでは良質の牛乳から作られたチーズをいろいろな料理に使っていたそうで、佐古さんによれば、「レアビットソースに欠かせないのがビールで、その土地で生まれたチーズにはその土地のビールが合う」そうで、この日はタイニーレベルのクッチ Cwtch を使用しました。


ウェルシュレアビット。ビールが入るので、チーズトーストよりもコクがあっておいしい

レシピは以下の通り。

1.食パンをトースターできつね色になるまで焼く
2.鍋にとろけるチーズ100グラム、バター10グラム、ビール大さじ2~3、ウースターソース小さじ 1/4、マスタードパウター 1/4 を加え、弱火で静かに混ぜる
3.薄力粉大さじ1を加えて混ぜ、溶いた卵 1/2 分を加えて塩こしょうして混ぜる
4.火から下ろして食パンに乗せ、180度のオーブンで2~3分焼く。焦げ目がついたらできあがり

ポイントは、隠し味のビールですが、アルコールがダメな場合は、スパークリングウオーターやリンゴジュースでも代用できるとのこと。また、ウェールズではレストランでもウェルシュレアビットが食べられるので、訪れたときには、ぜひビールとともにトライしてみてください。


ウェールズのビールとチーズをアピール




ウェールズに来たらぜひおいしいビールを1杯! © VisitBritain / Adrian Houston

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