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台湾・高雄で、「イリー」と自転車さんぽ!<前篇>

地球の歩き方MOOK編集長 数藤 健

 久しぶりに、弾丸ひとり旅に出たい・・・・・・。と夢想していたら、「ウェアラブル音声翻訳デバイス『ili(イリー)』を持って、台湾の高雄に行きませんか?」というお誘いをいただいた。願ってもない話!

 6月某日、成田国際空港発の中華航空で、台北の桃園国際空港に向け出発。 桃園までは約3時間35~55分のフライトだ。 空港ターミナル駅からMRT(地下鉄)と台湾高鐵(新幹線)を乗り継いで、高鐵左営駅までの電車の旅が約2時間。そこからMRTで高雄の中心部に入る。なお、成田~高雄国際空港間には、直行便(飛行時間約4時間)も飛んでいる。

成田国際空港から台湾桃園國際機場まで、チャイナエアライン CI107便で3時間45分

MRT桃園國際機場線は2017年に開通したばかりの最新路線で、駅も車両もとてもキレイ。まずは空港第二ターミナル駅から、高鐵(新幹線)桃園駅へ向かう

最終下車した高鐵三営駅にたたずむ高鐵。日本の700系新幹線の台湾バージョン「700T」だ

白いバーがウエアラブル音声翻訳機、ili(イリー)。パスポートとサイズ比較を。使用方法は後ほど。ちなみにオレンジ色の冊子は、台湾高鐵に割引料金で乗れる外国人向けのパス。有効期間は複数から選べる

 高雄は、台湾南部最大の都市。台湾最大の貨物取扱い量を誇る高雄港を擁する、商都だ。現在の高雄市は、2010年に旧・高雄市と旧・高雄県が合併して発足した。

 宿泊したのは台湾鉄道高雄駅近くのホテル。日本から持ってきたガイドブック『台南 高雄とっておきの歩き方』のページをめくって、翌日の観光プランを練る。港町だけあり海沿いに見どころが点在しており、ホテルに無料のレンタサイクルがあるので、昼間は自転車で走り回ることに決めた。

朝の台鐵高雄駅、右奥に、隣接するMRTの駅がある

 午前8時にホテルを出発、台鐵高雄駅を左に見つつ、大通り=中山一路を右折。まずは、85階建ての摩天楼「高雄85大楼」を目指す。自転車専用道はないけれど、中山一路の歩道は広く、とても走りやすい。土曜の朝は、交通量も歩行者も少ない印象。

夜、出かける予定の六合国際観光夜市の最寄り駅、MRT美麗島駅の向こうに高雄85大楼が見える

中央公園から大楼を望む

本日の相棒。中央公園の池にかかる橋にて。レンタサイクルは、ほとんどのビジネスホテルにある

 途中、右手にあった広大な中央公園に立ち寄り、散歩ならぬゆっくり散走。サギやカモのいる大きな池や野外音楽堂がある、市民の憩いの場だ。そこかしこに太極拳をしている人々が見られるのは、台湾および中国の朝ならでは。公園の西の角を出たところ、道の向こう側に朝市を発見! 自転車を停めて、地元の人々であふれかえる路地に足を踏み入れてみた。

生鮮食料品や加工・調理済み食品、日曜雑貨まで何でも売っている。とくに目立ったのは活きのよい魚や貝を売る商店。さすが海のほとりの町

 ここで、首にぶら下げていたili(イリー)を初めて試した。使い方は簡単。白いボディ前面上部の大きな丸形ボタンを長押し。ピッと音が鳴ったら押したままで「オススメの魚はどれですか?」と前面上のマイクに吹き込む。ひと呼吸おいて指を離すと、中国語の訳文音声が流れるので、それを相手の耳に近づけて聞いてもらえばいい。

 周りの騒音などで相手が聞き取れなかった場合は、再度丸形ボタンを押すと、同じ中国語音声が流れる。最初は怪訝な顔をしていた魚売りのおばちゃんは、音声を聞くとニッコリ笑いながら「シ-、シー」とまるまる太ったスズキを指さしてくれた(※注 写真は同時期に来ていた方から借用。私はひとりで行動していたので自分の写真はナシ)。中国語がほとんどできない私でも、地元のひととコミュニケーションが取れる! これは、ウレシイ。

軽量コンパクトなので持ち歩きが楽。英語バージョンと中国語バージョンがある(午後訪れた旗津で撮影)

 朝市から、再開発が進むウオーターフロント=三多商圏にある高雄85大楼までは、約1km。自転車ならものの数分だ。下から見上げるとかなりの迫力。ここでもiliは活躍した。展望台への入り口が見あたらなかったので(実際かなりわかりにくい)、iliで「展望台の入り口はどこですか?」と警備員に聞くと、親切にも「後に付いてきて」の身振り手振り。最高速が600m/秒の高速エレベーター乗り場の入り口まで案内してくれた。助かった!

台北101に次ぐ台湾で2番目の高層ビルで、高さは378m。高雄の「高/髙」の漢字がデザインモチーフになっているという。74階にある展望台への入場料は180元

 初めて訪れる場所にタワーや高い建物がある場合は、なるべく最初にそこに登って俯瞰し、都市/町の全体像や見どころの位置関係を把握するのがオススメ。高さ296mの展望台からの眺めは最高! 全方位を見渡せるビューポイントで、港町高雄の様子がよくわかった。

高雄港、倉庫街の向こうに見えるのは、旗津半島。午後、フェリーで渡る予定

先ほど訪れた中央公園と、高雄駅方面を望む

高雄市街を流れる愛河の向こうに見えるのは、柴山(右の高い山)と寿山(柴山の左の丘)

 次は、高雄港~愛河~寿山に囲まれた「鹽埕埔」に行き、倉庫群をリノベーションした、駁二芸術特区を見て、牛肉麵の名店「港園牛肉麵館」でランチ! と決めて、74階の展望台を後にした。

持参した台湾南部の旅ガイド『台南 高雄とっておきの歩き方』 ダイヤモンド社刊(1500円+税)。背景の建物は高雄展覧館

ili(イリー)についての詳細はhttps://iamili.com/ja/

この続きは近日公開の後篇にて

■書籍

台南 高雄 とっておきの歩き方 台湾南部の旅ガイド

編集:
地球の歩き方編集室
判型:
A5変並製
128ページ
定価:
本体1,500円+税
発行年月:
2017年4月
ISBN:
978-4-478-06039-1
詳細ページ
⇒こちら

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