編集部TOP > 地球の歩き方編集部・取材&日記 > 滋賀・びわ湖 水の文化をぐるっと巡る旅
地球の歩き方編集部・取材&日記
地球の歩き方編集部による、取材レポートや日記ブログ。海外旅行ガイドブックの改訂や新刊の制作に向けて、スタッフが現地を旅して発見した最新・おもしろい・お得なネタをご紹介。裏/B面ネタもあり?!

滋賀・びわ湖 水の文化をぐるっと巡る旅

編集プロデューサー 茂藤泰彦

2017年10月より6ヶ月にわたり、日本遺産認定の「水の文化」を巡るキャンペーンがびわ湖周辺を中心とした滋賀県全域で開催されます。それに先だって、湖東から湖北にかけて、「水と暮らし」、「水と祈り」、「水と食」をテーマにぐるっと巡ってみようというのが今回の旅です。その土地を歩き、地元の方々のお話しを伺い、郷土料理を堪能して、「水の文化」の魅力を再発見したいと思います。

日本三大和牛の一つ「近江牛」を味わう

JR京都駅から快速に乗って近江八幡駅まで約40分。駅前から近江バスに乗車し、大杉町下車徒歩約5分で、近江牛専門店「まるたけ近江西川」に到着。昼のお薦めは「近江牛すきやき御膳」、お値段は3,780円(税込)。肉だけで食べるもよし、野菜と一緒に食べるもよし。口の中でとろけるような食感。これまで食べた牛肉とは明かに異なる次元の美味しさであることだけは確かです。

〈まるたけ近江西川〉
http://oumi-marutake.jp/


国宝・彦根城築城410年

日本全国に国宝に指定されている城は5つありますが、彦根城もその一つ。この城は、江戸時代、日本を統治した徳川将軍家の家来、四天王の井伊家が築城し、江戸を守る西の要としての役割をおっていました。そのため、城内には敵の侵入を防ぐ工夫が随所に施されており、歴史好きには堪らない城となっています。戊辰戦争を乗り切ったため、江戸時代初期に築城された当時のままの姿を見ることができます。

〈彦根城〉
http://hikone-410th.com/


日本遺産 竹生島 宝厳寺

竹生島は琵琶湖八景のひとつに数えられ、奈良時代より人々の信仰を集めてきました。そこにある宝厳寺の本尊大弁才天は、日本三弁才天の一つとして、観世音菩薩は西国三十三所観音霊場の第三十番札所として、多くの参拝者で賑わっています。2018年は、西国三十三所草創1300年の年。そのため、2017年は各札所で特別拝観が実施され、宝厳寺では、10月15日~31日、三重の塔が開扉されます。

〈宝厳寺〉
http://www.chikubushima.jp/


びわ湖畔 味覚の宿 双葉荘で食べる「湖国八珍」

琵琶湖周辺でとれる食材の中でも、厳選された8つ使って調理した料理。湖国八珍とは、胡麻豆腐、えび豆、丁字麹からし酢味噌和え、近江牛佃煮、赤こんにゃく、季節の湖魚、ちぢみこんにゃく和久和え、う巻。地元でとれた食材を地元で調理し、琵琶湖を眺めながら、食べるという贅沢なひとときは何にも代えがたいものです。これに、地酒が加わると、食材の旨さと相まって、言うことありません。

〈双葉荘〉
http://www.futabasoh.com/


近江八幡市 水郷巡り

船に乗っていると、一瞬、時代劇の世界にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。船はモーターを使わず、船頭の手漕ぎでゆっくりと進むため、とても静かで、鳥のさえずりさえ聞こえてきます。船には屋根がついているため、直射日光が遮られており、湖面から吹く風は涼しく、とても贅沢な時を過ごすことができます。

〈水郷のさと まるやま〉
http://www.za.ztv.ne.jp/tekogi.maruyama/


日本そば発祥の地で食べる「伊吹そば」

伊吹山(標高1,377m)は日本そば発祥の地。添加物を一切使用せず、地元の冷たい霊水で打ったそばを食べるため、伊吹山中腹の集落、大久保にある久次郎にやってきました。代表の谷口さんは長年勤めた市役所を定年前に退職し、念願だった蕎麦作り始めたそうです。この店の伊吹大根おろし蕎麦は、素材の旨さをしっかりと味わうことができ、地元で摂れた大根との相性は抜群です。

〈久次郎〉
http://www.ibukifarm.com/


近江八幡市 伊庭の水辺の景観

天下分け目の関が原の戦いの前哨戦で、京極高次が守る大津城が西軍の1万5000人の兵に囲まれた際、琵琶湖の水運を使って、この伊庭から大津城へ武器や食料が運ばれたそうです。当時、この伊庭の集落の入口まで、琵琶湖が広がっていました。大津城が落城したのは関が原の戦いの当日。1万5000人もの兵を関が原に向かわせなかったことから、東軍の勝利に大きく貢献したということが、伊庭の方々の誇りであり、今も語り継がれているそうです。


懐かしの味「堅ボーロ」

長浜市の中心地から歩いて数分行くと、ノスタルジックな建物が目に入ります。正面には、「宮内庁御用達」や「陸軍御用達」といった古い看板が掲げられており、気になります。この店の看板商品は「堅ボーロ」といって、日露戦争時には、戦争に勝利するため「亡露」と呼ばれていたそうです。1袋(200g)で540円(税込)。ごつごつとした固い塊を一気に噛むと歯が欠けそうになるので、ゆっくりとなめるように食べなければなりません。生姜の味がどこか懐かしさを感じさせてくれるお菓子です。

〈元祖堅ボーロ本舗〉
http://www.katabo-ro.com/


日本遺産「醒井宿(さめがいしゅく)」

醒井宿は中山道61番目の宿場で、現在の住所は滋賀県米原市醒井。JR東海道本線醒ヶ井駅からは徒歩数分。旧街道に沿って古い町並みが連なり、側を流れる地蔵川には、水中花「梅花藻(ばいかも)」が生い茂り、暑い季節でも涼しげな光景が広がっています。山の湧水を水源とする地蔵川の水温は四季を通じて14度前後。ヤマトタケルノミコトが傷を癒やした「居醒の清水」がある伝説の地。


こちらも好きかも

【読プレ】アンデス文明をめぐる10の謎にせまる! ―中南米が世界の料理を変えた!?

イラストエッセイスト松鳥むうさんトークイベント「日本のゲストハウスをてくてくめぐる in OSAKA」参加申し込み受付中!

オランダ「ミッフィー」のふるさとユトレヒトで
かわいいミッフィースポット巡ろう!

夏の「フィンランド」を楽しむおすすめスポット
Best3!

最旬「香港」を制覇するスポットへ☆
SNS映えする迷宮都市・香港を遊び尽くそう!

台湾・高雄で、「イリー」と自転車さんぽ!<後篇>