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コロンビア現地取材レポート(2) 「カリブの海賊」のモデル! 世界遺産の城壁都市「カルタヘナ」へ

●●「地球の歩き方」編集部:森本久嗣●●

コロンビア仕様罫線
9〜6月はクルーズ船も立ち寄り、コロンビア最大のリゾート地として人気のカルタヘナ。降り注ぐ太陽とカリブ海のビーチを持つ世界遺産の街だ。ヨーロッパ大航海時代の莫大な富を巡って繰り広げられた戦いの歴史が、そこかしこに残る。海賊達から街を守る城壁の中には、中世からのコロニアルな街並みが今も美しく佇んでいる。「カリブの海賊」のモデルといわれるこの街は、大変に安全で、旧市街の中では深夜まで欧米の観光客達が散策を楽しんでいる。

取材協力:アビアンカ航空株式会社アルコJM(旧アラスアドベンチャー)

コロンビア仕様罫線
※取材時期:2009年10月 城壁の中に残る別世界の旧市街 迷宮のようなサン・フェリペ城塞 往来する船を管理したサン・フェルナンド城 [コラム]〜コロンビア唯一の日系旅行会社「アラスアドベンチャー」〜
サン・ペドロ・クラベール寺院

■小径から見えるサン・ペドロ・クラベール寺院

壁と砲台

■旧市街を囲む城壁と砲台

深夜も歩ける旧市街の中

■旧市街の中は深夜も歩ける

センス良いコロニアルホテル

■センスの良いコロニアルホテルがたくさんある

◆城壁の中に残る
       別世界の旧市街
カルタヘナはカリブ海に面し、中世の歴史上で交通の要衝として重要な役割を果たしてきた。16〜17世紀にかけてカリブ海には海賊が横行し、略奪や襲撃を繰り返してきた。そんな海賊から街を守るために、長さ4kmの堅牢な城壁が旧市街を取り囲み、海に向かって砲台が設置されているのだ。映画やテーマパークさながらに「カリブの海賊」が縦横無尽に振舞う様子を想像しただけで、胸が躍ってくる。もっとも、この城壁の街は一度も海賊に陥落した事はなく、1552年の大火以降は木造建築が禁止されたため、世界遺産に指定されるような美しい街並みを現在まで残す事ができたのだ。旅行者が滞在するのは、主にこの城壁の中の旧市街かボカ・グランデ地区。オススメは断然、旧市街となる。コロニアルな建物を改装したおしゃれなデザインホテルが多く、しかも物価が安いためリーズナブルに宿泊できるのだ。また、主な見どころである「サン・ペドロ・クラーベル寺院」や「宗教裁判所跡」などは全て城壁の中にあり、中世の趣ある狭い路地をのんびりと徒歩で回るのがとても楽しい。
今回の取材では、コロンビアで唯一の日系旅行会社「株式会社アルコJM」の坪田代表がウオーキングツアーで案内してくれた。街角に残る幾つもの逸話や、歴史的建造物の解説を聞きながら回ると理解も深まり、海賊時代の住人になったような感覚に襲われる。また、旧市街の外れにはコロンビアの国民的作家であるガルシア・マルケスの居宅などがあり、広場を中心に深夜まで人通りが絶えない。観光警察のおかげで旅行者は大変に安心して滞在できる訳だ。もちろん、欧米の長期滞在者のようにビーチを楽しんだり、旧市街からラグーンを隔てた側にある「サン・フェリペ城塞」を訪れたりするのも良いだろう。
サン・フェリペ城塞

■小高い丘に建つサン・フェリペ城塞

迷路のような仕掛け

■迷路のような仕掛けがいっぱい

◆迷宮のような
      サン・フェリペ城塞
標高40mの丘に築かれた「サン・フェリペ城塞」は、1557年に完成した南米中でも最も強固で堅牢といわれる要塞だ。城内は周到に計算されており、敵の襲来に備え、複雑な通路やトンネルの抜け道など防備の策が幾つも備えられている。地元でも人気で、展望の良い観光スポットとして、休日にはたくさんの人々が訪れる。日本人の観光客は大変珍しいらしく、地元の方から飛びきりの笑顔で「一緒の写真に写ってくれ」と頼まれることもある。なんとも不思議な体験だが、コロンビア人はどこでも笑顔を絶やさず、大変にフレンドリー。こちらのカメラにも気軽に笑顔を向けてくれて、いつの間にかコロンビアのイメージが変わっていくのだ。



城塞からの旧市街の眺め

■城塞からの旧市街の眺めも最高

カリブの海賊?

■特別?にカリブの海賊がお出迎え

大航海時代の戦い

■大航海時代の戦いの声が聞こえてきそうだ

民族舞踏

■地元の若者が明るい民族舞踏を披露してくれた

◆往来する船を管理した
         サン・フェルナンド城
旧市街の目の前には、大きな湾がある。交通の要衝として、この地を管理するためには海賊だけでなく往来する船を管理しなければならない。この街を作ったスペイン人は、なんと湾の海底に城壁を築き船の進入を制限した。船舶は、島の先端に挟まれた狭い海域だけしか通行できないように誘導され、入口近くに築かれた「サン・フェルナンド城」によって行き来が厳重に管理された訳だ。「サン・フェルナンド城」は、展示もなくひっそりとしているが、大航海時代である1753年建造当時そのままの迫力ある姿を見せてくれる。
城塞の中の各部屋には、海賊の襲来に備えた幾つもの工夫が施されている。見張り番が大声を出せば、張り巡らされた水路を通して全ての部屋に伝令が瞬時に伝わるようになっている。その他にも追ってくる海賊を転ばす段差など城内は面白い工夫で満載なのだ。童心に返って、海賊の活躍する大航海時代に思いを馳せることができる場所だ。
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コロンビア現地取材レポート(2)
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