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ロンドンからの日帰り旅(2) 緑あふれるニューフォレストで心身の再生を

「地球の歩き方」編集部
「ロンドンから南へ。日帰りで訪ねる小さな田舎町」担当:小坂伸一

イングランド仕様罫線
多彩な魅力が詰まった南東イングランドを楽しもう!
《ロンドンからの日帰り旅》の第2弾は、列車でわずか90分でアクセスできるニューフォレスト国立公園。大自然に包まれてゆったりとした時間を過ごしたいけど、遠出はしたくない、そんなわがままもOKなのがここである。日本のガイドブックにはほとんど載っていないので、まだまだ、穴場的な存在でもある。

取材協力:英国政府観光庁ヴァージン アトランティック航空

イングランド仕様罫線

英国で一番新しく、一番小さな国立公園
ニューフォレスト散策の拠点リンドハースト
日本人オーナーの経営するルーファスハウス
レジャーランドのようなビューリー村
世界の名車が並ぶ国立自動車博物館

写真26木漏れ日のなかを歩く

■木漏れ日のなかを歩く。新鮮な空気を吸い、自分のペースで適度な運動することが、リラックスへの第一歩

写真27色づくベリーの実 写真28キノコ 写真29シダ

■ゆったりとした気分で散策していると、さまざまな自然が声を掛けてくる

◆英国で一番新しく
 一番小さな国立公園

ニューフォレストをご存知だろうか。
低木が茂り草地が広がる荒野には野生のポニーがのんびりと草を食み、森の木漏れ日のなかに野鳥のさえずりが聞こえ、運がよければ鹿との邂逅ある。ドングリの実のなる頃には、子豚が放牧され、愛らしいしぐさを見せてくれる。公園の中には柵もなく、道路にはガードレールもない。そんな場所にロンドンからわずか90分で行くことができるとしたらどうだろう。

イングランドの南部にあるニューフォレストの広さは571平方キロメートル。2005年に国立公園に指定された英国で一番小さく、そして一番新しい国立公園である。公園内にはいくつもの丘陵が点在し、森林や荒野、湿地が広がっている。農耕に不向きな土壌であったことが幸いし、今でも豊かな自然が温存されている。征服王ウィリアムにより王室の狩猟区に指定された歴史を持ち、現在も公園内の256平方キロメートルの土地を王室が所有している。

▼ニューフォレスト
www.thenewforest.co.uk/

■ニューフォレストへの行き方
ロンドン・ウォータールー駅からニューフォレストの玄関口、アッシュハースト・ニューフォレスト駅への直通は各駅停車で約2時間。急行列車(※1 )の停まる、ふたつ手前のサウザンプトン駅またはひとつ先のビューリー・ロード駅で乗り継げば約1時間30分の所要時間。アッシュハースト・ニューフォレスト駅からリンドハーストへは、バスかタクシーを利用する。

※1 急行列車:この路線には各駅停車、急行列車という区別はないのが、ここでは主要駅のみに停まる列車を便宜的に「急行列車」と呼ぶ。

写真30リンドハーストの町並み

■リンドハーストの町並み。この道の先の高台に高い尖塔をもつ教会がある

写真31高級車のディーラーが存在する

■フェラーリ、マセラティの高級車のディーラーが存在し、小さいながらもとても垢抜けたリンドハースト

◆ニューフォレスト散策の拠点
 リンドハースト

丘の上に建つ教会の尖塔が印象的な古風で落ち着いた佇まいのリンドハースト。ここには、ニューフォレスト・ミュージアムやツーリスト・インフォメーションもあるので、旅の拠点となる場所だ。リンドハーストにはフェラーリ、マセラティの高級車のディーラーが存在し、小さいながらも垢抜けた町(村)である。

メインストリートにはさまざまな店が立ち並びショッピングが楽しめる、それでいて数分も歩けば、すぐに緑の森の中…。
本文3記事下写真32大自然の中を走るサイクリング

■大自然の中を走るサイクリングは最高。
 リンドハーストで自転車レンタルができる



写真33ビクトリア朝様式の建物

■小さな塔が印象的なビクトリア朝様式の建物

写真34オーナーの伊藤悦子さん

■オーナーの伊藤悦子さん(写真左)

写真35フルブレックファースト

■フルブレックファースト(写真はベジタリアンメニュー)で始まる一日

◆日本人オーナーの経営する
 ルーファスハウス

特集タイトルに《日帰り旅》を謳っているが、大自然に包まれてゆったりとした休日を過ごしたいなら、一泊だけでも宿泊することをお勧めしたい。

ショップの建ち並ぶリンドハーストのメインストリートから徒歩5分のロケーションに日本人オーナーが経営するゲストハウスがある。2006年7月1日にオープンしたルーファスハウスRufus Houseは、小さな塔が印象的なビクトリア朝様式の建物。オーナーの伊藤さんは「動物たちの暮らす森に人間が住まわせてもらっている」といった感覚が気に入ってこの地を選んだそうである。

日本人のオーナーということで何かと心強い。 森の散策はもちろん乗馬やサイクリングのアレンジも可能だ。伊藤さんによるヨガレッスンを組み入れた宿泊プログラムもある。土地の食材を使った朝食は絶品だ。

■THE RUFUS HOUSE
Southampton Road, Lyndhurst, SO43 7BQ
Tel: (0)23-8028-2930
Email : stay@rufushouse.co.uk
サイト:
www.rufushouse.co.uk/jp/
客室数:10
日曜日〜木曜日は1泊より、 金曜日・土曜日は2泊より
客室料11:31 2010/04/29金など詳細はサイト
アクセス:アッシュハースト・ニューフォレスト駅からバスでルーファスハウス前のバス停まで所要約5分。リンドハーストの村から徒歩約5分。


写真36人と動物たちが共存する

■人と動物たちが共存する国立公園内の小さな町

写真37ビューリーの入口

■ビューリーの入口。草を食むポニーと道路を行く車を隔てる柵もガードレールもない

◆レジャーランドのようなビューリー村

ビューリー村のティールームでの一コマ。屋外の席でお茶を飲みながらくつろぐカップル。テーブルの上にはキャロットケーキと紅茶が置かれている。話に夢中のふたりは2頭のポニーがのっそりとやって来て、柵越しに覗き込むのにも気がつかない。ポニーたちはしばらくテーブルの上を見つめていたが、人間が相手にしないのが分かると、フンと鼻を鳴らし、しまいには後ろからボトボトとお土産を落としてゆっくりと歩み去った。犬公方の時代のお犬様よろしく、その姿は《ポニー様》といった感じだった。

ビューリーはリンドハーストの南に位置する小さな村ではあるが、モンタギュー家の広大な敷地内に国立自動車博物館を始めとしてパレス・ハウス、修道院、ガーデンが公開され一大レジャーランドとなっている。

本文3記事下写真38人間の様子を柵から覗くポニー

■人間の様子を柵から覗くポニー。
 この後、ポニー様がご乱行に及ぶ…




写真39ずらりと並ぶ往年の名車

■往年の名車がずらりと並んでいる

写真40デロリアン

■『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアン

写真41ミスター・ビーンのオースチン・ミニ

■ミスター・ビーン愛用のオースチン・ミニ

写真42佐藤琢磨のF1カー

■2004年に佐藤琢磨がステアリングを握ったF1カー
(B.A.R006 HONDA のアメリカGP仕様)

写真43F1カーの展示

■F1カーの展示。近くに佐藤琢磨の展示コーナーもある

◆世界の名車が並ぶ国立自動車博物館

どうしてこんな小さな村に国立自動車博物館があるのかと疑問に思うかもしれない。
実は第2代ジョン・モンタギュー・ビューリー卿は、1902年に世界初のモーター雑誌『ザ・カー・イラストレイテッド』を創刊し、自動車評論家として活躍した人物である。彼の残したカーコレクションを紹介したところそれが人気を博し、現在の博物館創設へとつながったということである。

ここには初期のクラシックカーから最新のF1カーまで、歴史的名車といわれる約250車種が揃っている。モノクロの記録映像でしか見たことのない世界最速記録を打ち立てた、歴史的にも価値ののある超高速車の展示もあり、興味深い。

日本人には佐藤琢磨氏が2004年にステアリングを握り、激闘の末、初めて表彰台に立った記念すべきF1カー(B.A.R006 HONDA のアメリカGP仕様)の展示は必見。2009年7月、佐藤琢磨氏はF1カーの一般公開を記念して開催されたイベントにも参加しており、展示コーナーもある。

また、 映画好きなら、『チキ・チキ・バン・バン』に登場したチキ・チキ・バン・バン号、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアン、『ミスター・ビーン』のオースチン・ミニもお見逃しなく。

本文3記事下写真44チキ・チキ・バン・バン号

■映画で活躍したチキ・チキ・バン・バン号




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