【スイス】スイスの名湯 <シンツナッハ温泉・アクァレーナ>
スイスの玄関口チューリッヒの近くのシンツナッハに名湯がある。スイスにはバーデン(温泉)という由緒正しい温泉がある。ヨーロッパ三大バーデン(ドイツ:バーデン・バーデン、オーストリア:バーデン・バイ・ウイーン、スイス:バーデン)の一つである。バーデンはチューリッヒの近くにあるのだが、周辺のアーレ川流域一帯は温泉の湧く地形なのだそうだ。シンツナッハ温泉(Schinznach Bad)もバーデンに近い。アーレ川はベルンの方から北東に流れてきており、やがてライン川に合流する。その川が氾濫して流れが変わり、そこに温泉が湧出したのだという。最初に温泉が湧いたのは1,651年だそうだが、その後は氾濫のたびに泉源の位置が変わったということだ。
予約しておいた「クアホテル」は河川敷だったと思える緑あふれた広い敷地にあった。1,830年の築だという弓状になった石造りのウイングを持つ格調高いホテルだった。チェックインすると部屋の鍵と同時に温泉館「アクァレーナ(Aquarena)」の入館チップと温泉セット(バスタオル、水着など)を持参するためのバッグを渡してくれる。
部屋で水着に着換え、その上にバスローブを羽織ってホテルから200mほど離れた隣の温泉館「アクァレーナ」へいった。室内外に広い炭酸泉の温泉プールがあるが、人気の温泉と見えて入って行くのに気後れするくらいに混んでいる。屋外に出て、流れる温泉プールで地元の子供たちと一緒に楽しく遊んだ。
この温泉プールは35℃で日本人の温泉感覚からはやや低い。暖まるために二階のサウナに行ってみた。ドイツ語圏だからサウナエリアは裸で目の保養にはなるが、残念なことに近年ドイツでは一般的になっているサウナエリアにあるホットタブがここにはなかった。しかしそれは由緒ある温泉だということだから仕方ないだろう。
シンツナッハ温泉に浸かったことでスイスの由緒ある温泉はあらかた体験したことになった。スイス好きの愛湯家としては大いに満足したのである。

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