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地球の歩き方のイギリス/グラスゴー特派員が現地からヨーロッパの旅行・観光・食事・プレイスポットなどの現地最新情報をお伝えします。
Are you going to Scarborough Fair? (スカボローフェアへ行くのですか?)
Parsley, sage, rosemary and thyme, (パセリ、セージ、ローズマリーにタイム)
Remember me to one who lives there, (そこに住んでいる人によろしく伝えてください)
She once was a true love of mine. (彼女は、かつて真実の愛を捧げるわたしの恋人だったのです)
優しくて切ないメロディーにのせて歌われるサイモン&ガーファンクルの「スカボローフェア」の歌詞はさらに続きます。どうか彼女に伝えてください。お針仕事をせず、縫い目のないシャツを縫ってくれたら、そして、縫いあがったシャツを涸れた井戸の水で洗ってくれたら、その時、彼女は真実の愛で結ばれるわたしの恋人になるのです。歌詞の中の、そんな謎めいた不可能の数々を可能にしないかぎり、かつての恋人たちは結ばれることがないらしいのです。
何とも不可思議でもの哀しい物語が秘められたこの歌の舞台スカボロー(Scarborough、実際の発音では「スカーバラ」の方が近いのですが、日本語では、「スカボロ(ー)」と表記されるようなのでその表記に従います)が北イングランドのノースヨークシャーの町であることは、ずっと以前から知っていたのでした。ですが、実際には、スカボローフェアというお祭りは存在しないのだと何かで読んだことがあったので、てっきり、「スカボローフェア」も、歌詞も、みんなサイモン&ガーファンクルの創作だと思い込んでいたのでした。
ところが、最近ふとしたことでスカボローフェアは今はもう存在しないけれど、以前は存在していたことがわかったのでした。歌の「スカボローフェア」もサイモン&ガーファンクルの作ではなくてスカボローに古くから伝わる民謡−その昔、イギリス国内の町から町を渡り歩いた吟遊詩人が曲に載せて語り継いだ寓意を含んだバラッド−だったらしいのです。そういうことなら、1度、スカボローへ出かけて見ねばなるまいと思ったわけなのでした。
古くから栄えた港町スカボローは、13世紀の中ごろ海外との貿易権を得たことによって、8月の中旬から9月の下旬まで6週間に渡る国際的な貿易市スカボローフェアを開催することになりました。イギリス国内やヨーロッパ各国から多くの商人たちを集めて盛況をきわめたスカボローフェアは、以後、毎年、18世紀まで500年に渡って続いたのでした。
スカボローの海を見おろす高台に建ているセント・メリー教会(St. Mary's church)の墓地には、「ジェーン・エア」の作者シャーロット・ブロンテ、「嵐が丘」の作者エミリー・ブロンテの一番下の妹で、姉たちと同じように作家であり、詩人でもあったアン・ブロンテ(Anne Brontë)が永眠しています。
こちらが、アン・ブロンテのお墓。
アン・ブロンテは、1848年に兄のブランウェル、姉エミリーが29歳と28歳で夭逝したあと、自らも病気に倒れ、翌年、療養に訪れたスカボローで29歳の若さで兄弟のあとを追うように亡くなったのでした。
教会のある高台の坂道をさらに上り詰めると、いかめしい姿を現すのはスカロボー城の城門。
12世紀に築城されたスカボロー城の天守閣は、今は廃墟となっていますが、往時には500百年にわたって開催されたスカボローフェアをこの高みから見守っていたことでしょう。
お城から、資料館とカフェになっている建物と北海が望めます。
さらに、お城のある高台をはさんで北側に広がるノースベイ(North Bay)と、
南側に広がるサウスベイ(South Bay)。
スカボローは温泉の湧く保養地としても知られ、シーフロントは今でも観光客でにぎわっています。
でも、きっと、スカボローフェアのにぎわいはこんなものじゃあなかったでしょうね。何しろスカボローフェアーには、イングランド各地から、ヨーロッパ大陸やバルチック海沿岸の国々、ビザンチン帝国からも、貿易商をはじめとする多くの人々が訪れたのだそうですから。それに、大道芸人や、「スカボローフェア」を歌う吟遊詩人たちもね。
残念ながら往時のスカボローフェアは現在は存在していないのですが、毎年9月には、スカボローフェアをしのぶイベントが開催されるそうです。そのころに訪れると、「スカボローフェア」の歌の世界に出会えるかもしれません。
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御無沙汰してます!此方の天気は目まぐるしく変化し
先日は22年振りの連日30℃超えが三日も続いた?
かと思えば本日22℃と温度に振り回されております。
さてサイモン&ガーファンクルの大ファンで犬の名前も
ファンクル(ボクサー)と名付けた程です(苦笑)
日本に居ながらにしてスカボロフェアを「そうなんだ」
と楽しませて貰いました。まさか?存在してたなんて
驚きました!!私も本来なら本日から「中国の旅」を
楽しんでた筈(苦笑)インフルエンザにはストップが
かかっても致し方無く諦めました。(北京〜桂林)
投稿者 k−0228 : 2009年05月15日 23:50
kさん
ていねいにコメントをいただいてありがとうございます。
こちらの今日の日中予想最高気温は、12℃です。
しかも、冷たい雨が降って暖房入れてます。
同じ北半球でも、やっぱり、ずいぶんと気候ちがうものですね。
スカボローへ行った日もお天気が悪くて、とても寒い日でした。
それも、どうしたわけだか全国的にはよいお天気だったのに、
フカボローのあるノースヨークシャーの海岸べりだけに、
北海から低い雲がたれこめていたのでした。
サイモン&ガーファンクルいいですよねえ。
今朝、この記事の書き込みをしている間、
ずっと聞きまくっていたので、
今日は一日頭の片隅に「スカボローフェア」のメロディーが住みついています。
中国、残念でしたね。
万里の長城と桂林の風景、
わたしも一度この目で見られたらと思っています。
なかなか実現しそうにないですけどね。
インフルエンザがおさまって、
中国行きが実現しますように……。
投稿者 みやこ : 2009年05月16日 00:25
♪スカボローフェア・・サイモンとガーファンクル・懐かしいです。
彼らの曲の コンドルは飛んで行く が南米の民族音楽から〜と
きいてましたが、これもその種のメロディだったのですね。
ずるい(笑)
英語の歌詞を分かってない私は、 スカボローって町の祭りかと・・
聴き直さなくちゃ〜〜ありがとうございました。
投稿者 nana4170 : 2009年05月16日 09:31
nanaさん
ていねいにコメントをありがとうございます。
わたしは、「コンドルが飛んでいく」が南米の民謡だったとは知りませんでした。
でも、そう言われれば、そんな感じのメロディーですね。
なるほど〜と思いました。
それに、わたしも、「スカボローフェア」、
ハーブなどを売っている
ローカルでこじんまりとしたものだと想像していて、
国際的な貿易市だなんて思ってもいませんでした。
ところで、歌詞の一部は、オリジナルではなく、
サイモン&ガーファンクルの作詞による部分があるとのことです。
当時のアメリカでは(まあ、日本のフォークソングもそうでしたが)、
ベトナム反戦運動が全盛であり、反戦歌が主流となっていたので、
その流れにそう歌詞をオリジナルの「スカボローフェア」の中に挿入したのだそうです。
投稿者 みやこ : 2009年05月16日 14:44
みやこさん、
またまた、大変ご無沙汰してしまいました。
美しい、イギリスの写真を、
眺めるばかりで帰宅に〜(^_^;)
とっても、懐かしい香りがしてきます。
もちろん、みやこさんの、ケーキからも〜♪
サイモン&ガーファンクルの、
コンドルは飛んで行く〜♪ 聞きまくりました〜♪
ブロンテ姉妹の生家には、訪れたのですが、
何しろ、倉庫に入れたままの私なので、
こちらで、思い出に浸らせていただきました〜(^_-)
イアンさんにも、感謝です〜☆
それでは、又〜(^^)/~~~
投稿者 リヤドロジョゼ : 2009年05月17日 14:15
去年、行ってきました。
教会のお墓の上がパーキングスペースになっててびっくり。
そして、まさか、そんなところにエミリーのお墓があると思わず、ウロウロと捜してしまいました。
スカーボローの街には2日間滞在。
たしか、ドラキュラ伯爵を書いた人もここに住んでいたとかで、海沿いにお化け屋敷があったような・・・・・
でも、みやこさんの記事を読むまでサイモン&ガーファンクルの”スカーボローフェア”と同じ場所ということには気がついていませんでした。
お城の近く車を止めたい場合は、お城の中の売店で車を止めるカードをくれますよ。
投稿者 utan : 2009年05月18日 10:59
リヤドジョゼさん
こちらこそ久しくご無沙汰しています。
ていねいにコメントをいただいて感謝です。
個人ブログの方へも来ていただいてありがとうございます。
近い将来、ジョゼさんのイギリス旅行記再開、完成できますように……。
わたしは、シャーロットとエミリーの眠る墓地は訪れたのですが、
お墓は見損ねてしまったので、
ジョゼさんが旅行記の中に画像をアップされるのを楽しみにしています。
ではでは、また〜。
投稿者 みやこ : 2009年05月18日 16:47
utanさん
ていねいにコメントをありがとうございます。
わたしたちも駐車場と墓地とが混在しているのにびっくりしました。
しかも、スカボローのどこかにアン・ブロンテのお墓があるということは、
頭に入れて訪れたのですが、
たまたま車をとめた場所にあったのに、またびっくり。
スカボロー城で、パーキングのチケットをくれたとは知りませんでした。
スカボローのあと、ウィットビーアビを寄ったときにはときには、
駐車場がウィットビーアビの正面だったもので、
一応、無料になるのか聞いてみたのでしたが、
「あの駐車場は、うちのじゃあないから」と言われてしまいました。
そんなことなら、スカボロー城でも聞いてみるべきでした!
次回の記事は、ドラキュラ伯爵が上陸した港町ウィットビーについて書こうと思っています。
投稿者 みやこ : 2009年05月18日 17:14
お城の本当の前の駐車場で、カードがないと止められないところです。お墓の駐車場ではないところです。
お墓に止めて、お城のinfoで、カードがないからとめられなかった・・・・といったらくれました。本当は、公にしていないそうです。このカードがあれば街中、使えるところではどこでもとめられます。お城はただでくれました。
ドラキュラはウィットビーでしたね。
ウィットビーには、ものすごくおいしいfish&chipsのお店があるといわれて行きましたが、大雨にふられてさがすどころの騒ぎでなかったです。。。。。。。
また、みやこさんの楽しいレポート楽しみにしてます。
投稿者 utan : 2009年05月19日 23:58
utanさん
またまたコメントをいただいてありがとうございます!
なるほど、お城の駐車場のチケットにはそんなウラ(?)があったのですね。
あちこち観光地を回ると、駐車料金に入場料金バカにならない金額にのぼりますよね。
貴重な情報をありがとうございます。
わたしも、ウィットビーは以前にも訪れたことがあって、
フィッシュ&チップスの有名なお店があると聞いていたので、
それが、有名なお店かどうかわからないものの、
にぎわっているお店に入ったのでした。
ただ、そのお店のフィッシュ&チップスお味はよく覚えてないんですよね。
そして、今回、ウィットビーで長蛇の列のできているお店を見かけました。
何だか、この辺りのお店に入ったんだけどなあと思いながら、今回は、素通りしました。
ウィットビーでは大雨にたたられたとのこと。
ってことは、もしかすると、わたしたちはラッキーな方だったのかもしれませんね。
まったく、泣く子とイギリスのお天気には勝てないですよねえ〜。
投稿者 みやこ : 2009年05月20日 16:55
