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イギリス・グラスゴー特派員ブログ
ギブソン みやこさん

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古本市と補習校よもやま話

先週の土曜日、前々回ご紹介した北東イングランド補習校の古本市へ行ってきました。会場のテーブルには、古本、雑誌、マンガ、CD、DVDのほか、和菓子、日用品やおもちゃなどが並び、10時の販売開始早々から来訪者、補習校の保護者のみなさんでにぎわっていました。会場近くの一室には特設カフェがオープンし、日本食料品や和食器などの販売も行われていました。また、別の一室は、エディンバラ日本領事館の出張サービスの会場となっており、ふだんは顔を合わせることのない北東イングランド日本人在住者の出会いや再会の場所ともなって日本語でのおしゃべりに花が咲いていました。


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この日の古本市のために特別に設けられた30分の休み時間になると、各教室からお小遣いを手にした子供たちが飛び出してきました。古本市のテーブルに駆けつけると、子供たちは、イギリスでは簡単に手に入らない日本の本やマンガを熱心に物色しはじめました。そんな子供たちの元気いっぱいの姿を目にすると、思うことがあるのです。


親の海外赴任でイギリスに在住し、この補習校に通っている子供たちは、月曜日から金曜日まではぞれぞれが暮らす地域にある現地校に通っています。授業は、転入初日から、現地のイギリス人の子供たちに混じって、すべての教科を英語で受けています(日本語のサポートをつける学校はごく稀で、たとえサポートがあっても限られた時間数となっています)。同じ学校に日本人のいることもありますが、日本人のまったくいない現地校に通っている子供たちもいます。


補習校の目的は、イギリスの現地校では学ぶことのできない国語科の授業を行い、子供たちが日本の学校で培ってきた日本語の能力を保持すると共に、帰国後、日本の学校での授業についていけるように国語力の伸長を図ることです。ですが、補習校が果たしている役割はそれだけではありません。補習校は、イギリスの現地校では顔を合わせることのない日本人の友達と日本語で話したり遊んだりできる貴重な場となっているのです。


海外滞在を終えて日本に帰国する子供たちは、一般の公立の学校に編入する場合もありますが、多くの子供たちは帰国子女枠の設けられている学校に入学したり、編入したりします。一般入試で進学する子供たちと比べると、比較的すんなりと有名私立や国立校に入れるのは事実です。そのような点は注目されがちですが、海外滞在中の子供たちが、ストレスの多い現地校生活を送っていることにはあまり目を向けられていないような気がします。


今回の補習校の古本市でも、子供たちの元気はつらつとした姿がとても印象的でした。けれども、その子供たち全員がイギリスの現地校でも同じようにふるまっているとは限らないことを思うと、将来、帰国子女となって海外の滞在国と日本をつなぐ架け橋となってくれるであろう子供たちに、「よくがんばっているね!」と声援を贈りたい気持ちになりました。


補習校よもやま話、国際児については、また次回へ譲りたいと思います。


2009年11月16日| | コメント(0) | トラックバック (0)

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